日本文学検定3級(近現代)例題解説
| 『智恵子抄』は、光太郎が妻智恵子をよんだ詩集で、純一無垢の愛の実現を一途に求めた折々の詩編を収めている。 |
| 『月に吠える』は萩原朔太郎の第一詩集、『青猫』は第二詩集である。自序によると、「青猫」には希望なき、憂鬱なる、疲労せるという意を含むという。 |
| 深沢七郎は『楢山節考』で、山に囲まれた村の土俗的な世界を描いた。 |
| 作家を志望して上京した主人公が、医学生の友人や著名な作家たち、そしてある女性との関わりを通して、自分の生き方を探求してゆく物語。登場する作家は、正宗白鳥・夏目漱石、作者森鴎外自身など、多く実在の作家をモデルにしているとされている。 |
| 鴎外帰国後、あとを追うようにエリスという名のドイツ女性が東京にやってきた。このエリス事件のために、森家一族が驚き戸惑ったことは想像に難くない。 |
| 『痴人の愛』はナオミという少女の虜になり、彼女の言うがままになってしまう男を描いている。谷崎潤一郎の、女性の官能美を徹底して描き続ける姿勢は終生変わらなかったという。 |
| 『門』は、友人の妻を奪った野中宗助の物語。 |
| 「美しい日本の私」は、川端康成のノーベル文学賞受賞記念講演タイトル。 |
| 大江健三郎は、『奇妙な仕事』『死者の奢り』『飼育』などの作品を大学在学中に次々と発表した。 |
| 頭が平らであったため√(ルート)と呼んだ。 |
| また、『青春の門・筑豊編』では第10回吉川英治文学賞を受賞した。 |
| 埴谷雄高は、平成九(1997)年没。『闇のなかの黒い馬』などの小説のほか、評論も多くある。 |
| 友人を裏切って彼の恋人を奪った先生は「例月その日になると雑司ヶ谷の墓地にある或る仏へ花を手向けに行く」のである。 |
| 芥川龍之介の名の由来は、一説には辰刻に生まれたためといわれている。 |
| 夏目漱石から芥川龍之介へ送られた手紙の中に「敬服しました」とある。この書簡は、芥川の『鼻』に対する評であり、作家芥川の運命を決めたものであった。 |
| 横光利一は、父の転任に従って何度も小学校を転校した。その中で最も印象に残るのが、幼年期の三・四年を過ごした三重県伊賀の里(母の生家)での生活だったという。母の家は、俳人松尾芭蕉の家系であった。 |
| 菊池寛は、通俗小説家として「文壇の大御所」といわれ、『文藝春秋』の創刊のみならず、芥川賞・直木賞を創設したことでも有名である。 |
| 長沼智恵子とは、高村光太郎の妻高村智恵子のこと。日本女子大学校家政学部に進学しているが、家庭科室よりも西洋画教室に頻繁に足を運んだという。その面影は、平塚らいてうの「高村智恵子さんの印象」という随筆にも記されている。 |
| 谷崎潤一郎は源氏物語の現代語訳に努めた。 |
| 「やは肌の晶子」と呼ばれた。 |